昔々、ある国の王様に仕えるとても立派な騎士がおりました。

騎士はある任務を済まして国へ帰る途中でした。

騎士は深い深い森の中を迷わず国へ向かいます。

ますます森を進んでいくと、ある場所が光り輝き、花の様な良い香りが漂っていました。

騎士は不思議に思ってそのしげみを覗いてみます。

するとそこには光り輝くような美しい女神が立っていたのでした。

騎士と女神はいっぺんでお互いを気に入って一緒に暮らし始めました。

しばらく二人は幸せな生活を送りました。

しかし女神とヒトは一緒には暮らせなかったのです。

女神は天上に帰らなければなりませんでした。

女神がいよいよ天上に帰ってしまうとき、女神は騎士に愛の証を渡して言いました。

「愛するあなた・・・いつかまたきっと私を見つけて。」

女神は言い残して天上へ帰りました。

それからというもの騎士はずっと女神を探し続けているといいます。